3月に読んだベスト作品

 PCで、サピエ図書館のデイジー図書を読んでいます。(正しくは、聴いていると言った方がいいですね)

 この3月は、一般の文学小説を何冊か読みました。「カフネ」(阿部暁子著)が一番良かったかなあ。昨年の本屋大賞を受賞した作品です。

 小説の中で、語り手は女性の法務局職員。色々な縁で、家事代行業を手伝うようになり、いくつかの家庭を訪れます。それぞれの家庭が抱えている問題が細かく描写されています。
 ママがほとんど不在で、中学生と小学生の二人だけで、あまり食事もとっていない家庭。それぞれ、現代の日本社会の状況を表現しています。

 僕も外来で、ひきこもりの若者と接したり、不安が強く仕事につけない人達に接しますが、本当はどんな生活をしているのかと思いながら、この作品で登場した家族に想いをはせながら、患者さんの話に耳を傾けています。

 なお「カフネ」はポルトガル語ですが、本の冒頭でその意味が語られています。

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